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食品の安全性について
現在、郡山では空間の放射線量は高いですが、比較的落ち着いてきていると思います。
ただ、土の上は数値が高いので、子供がどろんこになっても大丈夫な環境整備はして欲しいです。
それと共に重要なのが、内部被曝であり、いつも食べる食品です。
日本では緊急時の指標として飲料水が200Bq/kg以下、食物が500Bq/kgの規制となっています。
実は、海外の規制値と比べても決して高く無いのです。
以前から有った指標としては、輸入食品中の放射能濃度の暫定限度を134Csおよび137Csの濃度として370Bq/kg以下と言う数値があります。
ただ、安心して我々が作物を食べる為には、規制値ぎりぎりだと不安ですよね。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-04-07
この暫定基準値については、玄葉光一郎国家戦略相が3月末に農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。このままだと何も食べられなくなってしまう」と述べ話題になりました。
http://www.asahi.com/politics/update/0329/TKY201103290222.html
でも、この発言は逆効果でしかなかったです。
消費者から見れば危ない食品を売ることが出来る様に政府が介入してきていると感じてしまうからです。
某大学教授は、絶対に福島の野菜は食べてはいけないと言っています。
それでは、今の実際の数値はどのくらいなのでしょうか。
福島県のホームページに原子力発電所事故による農産物被害等関連情報と言うページがあり、農林水産物に係る緊急時モニタリング検査結果についてと言う項目があります。
ここには、震災後に緊急モニタリングした福島県産の野菜の放射線量が記載されています。
3月28日のデータを見ると、ヨウ素でもセシウムでもかなり多くの野菜が規制値を超えています。
これでは福島の野菜はなにも食べられないですね。
でも、5月12日になるとほとんどの項目で感度以下NDとなっているのが分かります。
NDについてですが、数値が出ているもので最小は7.7ですから、測定感度以下は少なくともそれよりは小さい数値なんだと分かります。
それで、一番直近のデータである6月29日のデータでは、ほとんどの野菜がNDとなっていました。
実は、安心なのかもしれません。
でも、これは6月17日のデータですが、タケノコや椎茸はまだ高い数値が出ている様です。
放射性物質を吸収しやすい食品があり、これらはまだ注意が必要な様です。
現在はほとんどの福島県産野菜が感度以下です。
それならば、規制値を感度以下としたらどうでしょう。
そうすれば今よりももっと野菜が売れるはずですよ。
安全であることを訴えたいならば規制値以下だと発表するだけでなく、きちんと今の数値がいくつくらいであるか示さないと県民は安心して県内産の野菜を買うことは出来ません。
そして、比較的大丈夫なものとそうでないものを区別して下さい。
以下に、似たような事を書いたサイトを見つけました。
ご覧下さい。
http://www.foocom.net/column/editor/4420/
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。