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2011.06.21
生活 / くらし

今、空間の放射線量は

レントゲン撮影を行っている医師や看護師は、放射線従事者として一ヶ月間の外部被爆線量を測定しています。
当院でももちろん行っておりますが、今回業者さんにお願いし、5月一ヶ月間の放射線量をいくつかの場所で測定しました。

クリニック外壁、マンション室内2階と8階です。

最近結果が届きましたので、ここに示します。

1ヶ月の積算量は
クリニック外壁は0.64mSV
マンション室内2階 0.17mSV
マンション室内8階 0.15mSV

0.17mSVは、換算すると0.2μSV/時です。

郡山でも我が家の周辺はかなり数値が高いのですが、マンション室内ですと0.2μSV/時くらいでしたので、妥当なところみたいです。

今回、昨年秋から冬にかけてのコントロールの結果も知る事が出来ました。
コントロールは、自然にある放射線量を記録しています。

9月  0.16mSV
10月 0.16mSV
11月 0.12mSV
12月 0.16mSV
1月  0.12mSV
でした。

http://eneco.jaero.or.jp/important/radiation/radiation04.html

 

このページによると、福島の自然放射線量は1.04ミリシーベルトとなっており、10月から1月までの合計×3=1.68ミリシーベルトとなり、福島県の数値より高くなりますが、地域によってはこのくらいの数値になる事を考えれば、コントロールも妥当だと考えます。

つまり、原発事故前の放射線量とあまり変わらなくなったと考えていいようです。
コンクリートの上で生活していれば、現在の空間の放射線量はほぼ無視していいかもしれません。

そのため、現在最も心配すべきことは、現在福島で栽培されている米や野菜からの内部被爆であると考えます。
作物が出回ってしまえば分かりません。

さらには、現在子供たちには公園で遊ぶことをやめさせていますが、この様な環境が続くことは望ましくないので、学校だけでなく公園でも表土を削るなどの対応をして欲しいです。

これは、現地の親の願いです。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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