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2011.06.08
診療
研究
仕事 / 職場

震災における対応課題4

事前に離脱方法を統一化していませんでしたので、スタッフによって離脱させた患者数に差がでてしまいました。
そこで、皆で話し合い、切断法にて統一することといたしました。

ただ、これは今回の様に電源が喪失するほどの大惨事の場合です。
4月11日に起こった震度5の最大余震時にも透析を行っていましたが、このときはすぐに回収を行い終了することが出来ました。

切断という方法は、通常行う方法で無く緊急時に出来ないのではと言うことを言われます。
ただ、鉗子をかけて接続部を外す方法だと、その後避難している間、鉗子をかけた部分が外れても分からない可能性があります。

また、セイフティー針にロックをかけて回路から外す方法は、長い揺れが続いた後では指が震えてしまった経験から、ひどい揺れに耐えた後に細かい操作を行うこと難しいと思います。

これらのことから、鉗子をかけてその遠位を切断し、患者さんに鉗子を持って逃げてもらう方法が一番早く安全と我々は考えています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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