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2011.04.15
研究
生活 / くらし

国立がん研究センターの見解と提案

今回の震災に関連する放射性物質について、国立がん研究センターの見解が出ています。

国立がん研究センターの見解と提案

1. 現時点の放射性物質による健康被害については、チェルノブイリ事故等のこれまでのエビデンスから、原子炉において作業を行っている方々を除けば、ほとんど問題がないといえる。

2. 現在、暫定的に定められている飲食物の摂取制限の指標については、十分すぎるほど安全といえるレベルである。

3. 放射性物質に汚染されたと考えられる飲食物については、放射性物質の半減期を考えれば、保存の方法を工夫すれば、十分に利用が可能である。

4. 放射線量については、定点でかつ定期的に測定し、放射性物質の種類(ヨウ素-131、セシウム-134等)を、定期的に発表を行うことで、国民の方々が安全であることを理解し、安心が得られると考えられる。

5. 今回の問題となっている原子炉について、当該原子炉から放射性物質が含まれるちり等が拡散しないよう、いち早くの対応をお願いしたい。

6. 被ばく線量が250ミリシーベルト以下での職場環境が保たれない場合は、自己の末梢血幹細胞を保存しておくことを提案する。

7. 今後、国立がん研究センターでは、長期にわたる放射線の発がんへの影響について、臨床面と研究面から注意深く追跡を行って参ります。

http://www.ncc.go.jp/jp/

発がん物質と発がんリスクも興味深いですね。

http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/shiryo2.pdf

 

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放射線治療もたくさん行っている癌の専門家がこのように書いていますと、我々も安心しますね。

原発事故後、ネガティブな情報や風評被害が沢山あります。
僕も小さい子どもを持つ親ですので、時々とても心配になります。
だから、信頼出来る専門家がきちんとした情報を出してくれるととても安心します。

昨日は、東京電力が福島第1原発事故収束までどのくらいかかるのかという見通しを立ててくれました。
少し希望が出てきたような気がします。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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