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2011.04.03
診療

福島が安全かどうかについて

前の記事で福島の現状について書きました。
それで、実際どのくらい安全であるかどうか、僕個人の意見を書きたいと思います。

4月2日18時での福島県の環境放射能測定値です。
郡山市で2.27マイクロシーベルト/時間となっています。
この数値自体はそれほど高く無いと思います。
表の下に書かれているのが、
  
※ 胃のX線集団検診1回当たりの放射線量は、600マイクロシーベルト/回ですが、本日の測定値のうち、最も高い飯舘村の測定値は、これを十分下回っており、健康に影響ないレベルと考えられます。

と書いて有るのですが、本当だろうかと言う疑問があります。

というのは、胃のレントゲンは1回しか放射線を浴びません。
しかし、ここ数日放射線量は落ち着いてきており、2マイクロシーベルトくらいになっています。
と言うことは、郡山で1時間当たり2マイクロシーベルトとしても、1日24時間では48マイクロシーベルトとなります。
1ヵ月この状態が続けば1440マイクロシーベルトになります。
すでに胃のレントゲン2回以上になっています。
比較は無意味です。

実際に原発事故発生からこれまでの累積放射線量を調べたグラフがあります。

観察された放射線量の生データより累積放射線量を算出しています。


http://expres.umin.jp/fukushima/0401.pdf

飯舘村で6000マイクロシーベルト弱、福島市で3000マイクロシーベルト弱となっています。
郡山市は途中で測定地点を3階から1階に変更しているのであてになりません。

実際には、ほとんどの人が屋内にいるのでこの数値より1/4から1/10くらいになる様です。
ただ、この数値は外部被曝より危険ともされる内部被曝は考慮されていません。

いろいろな専門家の話を聞くと、現状はそれほど大変な状況では無いようです。しかも、最初から40才以上の放射線の影響はほとんど無いと聞いています。
当院を受診するじいちゃん、ばあちゃんが時々心配していますが、全く問題ないと話しています。

僕が最も心配なのは子供たちです。
我が家の息子もまだ小学生や幼児です。

現状は、避難させる必要は無いと考えていますが、この子たちにとって今の放射線量が多すぎないかという疑問はあります。

ですので、僕は外出時にマスクはしませんが、子供たちにはさせています。
水道水も飲ませないようにしています。
極力内部被爆を少なくさせています。
もう少しで学校が始まりますが、当分の間は校庭で遊ばせるのは控えて欲しいと思っています。

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やっぱり福島は危ないのではと思うかもしれませんが、心配なのは子供たちだけで、福島県に物を運ぶ業者の人が子供のはずないです。
しかも、一時的に放射線量が多かった時期は過ぎています。
気をつけるところは気をつけて、後は過度の心配をしない方が良いというのが僕の意見となります。

それから、表を見るとわかりますが、郡山や福島より原発に近く危ないと言われている相馬やいわきの方がよっぽど放射線量は少ないです。

これは僕個人の意見ですので参考程度にお願いします。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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