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2011.03.20
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場

行政の対応がお粗末です。

郡山市内は多くの店舗が店を閉めています。
ただ、飲食店の中でもお弁当を出していたり、やっている飲み屋さんも有ります。

昨日は、牛門という高級焼き肉屋さんのお弁当を食べました。
高そうなので行ったことなく、初めて行きました。
カルビ弁当が1000円でしたが、もちろん美味しかったです。
閉めているお店が多い中でありがたいことです。

ここ数日とても苦労したのがスタッフのガソリンです。
院長は、たまたま満タンだったので全く問題無しでしたが、多くの職員がガソリンが無くなり通勤出来なくなる不安をかかえていました。
遠方の職員やガソリンが少なかった職員が、連日の様にクリニックに泊まり込んでいました。

現在泌尿器科の診療は処方のみ行っています。
透析自体は僕が行わなくても出来るので、院長の仕事は行政に電話をかけてスタッフへのガソリンを分けて欲しいと訴える事でした。

医師会、保健所、県の災害対策本部、市の災害対策本部に何度も電話をかけました。
週の前半は通じないことが多く、何度電話をかけたか分かりません。
県立医科大学第三内科や日本透析医会にもお願いし行政に働きかけていただきました。

時々、他病院のスタッフから医療機関の職員だと入れてくれるガソリンスタンドがあるという情報が入りました。
週の後半は夜間透析がない分すこしは余裕が出来てましたので、そのような情報が入るとスタッフをスタンドに行かせました。
情報が入って早い段階だと入れてもらえますが、時間が経過すると入れてもらえませんでした。

この様なことを繰り返して、現在ではガソリンが危機的なスタッフはごく少数になりました。
これで、ガソリンについてはなんとかなりそうです。

でも、悔しいことがあります。
大学や医会から県に働きかけてもらいましたが、金曜日の午後に県の災害本部から電話がかかってきました。
やはりガソリンが入手出来ないという返事でした。

ところが、土曜日の出勤時に大渋滞を見つけたのです。
どうやら土曜日からガソリンの販売をはじめたスタンドがいくつか出てきていました。

良かったねと言われるかもしれませんが、当院では通常の倍の患者さんを受け入れています。
一時的には夜間透析もやっていました。
そんな、大行列に職員が並べる時間がある訳無いじゃないですか。

本当に行政には裏切られた感じでした。
我々の事を見捨てて、市民のガス抜きを優先させたんだなと思いました。
もしくは、行政が縦割りなので情報の共有が出来ていないのかなと感じました。
まあ、後者でしょうね。

今回は非常に落胆はし、腹立たしいのでブログに書きました。
でも、そんなこと気にしていられません。
目の前に僕らを頼ってくれる患者さんたちがいますので、職員一同頑張ります。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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