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2011.03.15
診療
仕事 / 職場

今の現状を知って欲しい

これまでの状況と要望を書きます。

当院は、30床のベットで約60名の透析患者です。
金曜日の被災後、変電器が故障しましたが、現在のところ復旧しました。
幸運なことに他には透析できなくなるような損害はなく、水道、電気も通っており、透析可能となっています。
近隣の施設で透析困難な施設からの患者様や被災して逃げてきた患者さまを引き受け、現在120名が当院で透析しています。

変電器は一時的な修理で、大きな余震がくれば透析ができなくなる恐れがありますが、今のところ大丈夫で、徐々に余震も沈静化していますので昨日までは安心していました。

しかし、本日原発の避難範囲が広がり、スタッフは浮き足立っています。余震も続いていて、精神的にかなりつらい状態です。
これは、他の施設でも同様です。

周囲の外来クリニックは診察を中止ししています。
聞いた話では、すでに他府県に移動した方もいるようです。

現在、原発周辺から逃げてきた3名の方たちの透析を行っていますが、本日ご家族から相談がありました。
ガソリンがなくなって来られないので、透析回数を減らしてほしいとの事でした。
とても切実な事です。
現在、少なくとも4時間行うべき透析を3時間で我慢していただいています。
それを2回にしてほしいというのです。

また、遠方のスタッフは通院できないので2名ほどクリニックに泊まり込んでいます。
皆、ガソリンがなく、同伴で出勤しています。

昨日、あるガソリンスタンドで工事関係の方だけに給油を行っていました。
我々医療関係にもガソリンを分けてください。

そして、原発から逃げて避難所に居る3名の方や郡山市内の避難所で生活しながら透析を受けている方が県外に脱出できる手配をしてください。

正直きついですが、スタッフと一緒に頑張っています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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