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第37回日本血液浄化技術学会
土曜日は季節外れの大雪で大変でした。
朝、目がさめて外を見たときに、信じられない状況にビックリしました。
送迎バスもすでにタイヤ交換を行っていて、安全が確保できないことから、送迎バスの運行も中止させていただきました。
送迎バスをご利用の患者様には、ご迷惑をかけました。
皆様、今回の状況をご理解していただきありがとうございました。
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昨日は、代診の先生に外来をお願いして、山形市で行われた第37回日本血液浄化技術学会に参加してきました。
血液浄化技術学会は臨床工学士が中心の学会です。
透析液清浄化、透析膜、水質管理などを中心に沢山の発表が行われました。
僕は、教育講演、ワークショップ、シンポジウムを中心に勉強させていただきました。
本当は、仙台社会保険病院の鈴木一之先生の「日本の血液透析条件・透析量を再考する」を聞きたかったのですが、どうしても間に合わず聞けなくて残念でした。
今回聞けて良かった講演は、東邦大学医療センター大橋病院長谷弘記先生の「透析患者における心血管機能評価と予後」でした。
透析者の36%が心臓病で亡くなり、心不全で25%の方がなくなっている。
透析導入時には多くの患者さんで何らかの心疾患を持っている。
透析者の心筋梗塞では、42%が心不全の症状で発症し、しかも心電図異常が有るのは心筋梗塞の半数しかない。
つまり、心筋梗塞なのに症状が心不全で心電図に異常がない場合が多く、ただの心不全として加療されてしまうケースが多い 。
など、とても分かりやすくポイントを教えてくださって、この講演が聞けて本当に良かったと感じました。
最後に透析者の冠動脈インターベンション後に行う造影剤除去目的の透析はやった方がいいかという質問が、座長の先生からありました。
最近の考え方では、やってはいけないことになっている様です。
我々の世界では良くあることですが、また、今まで常識と思われていたことが、ひっくりかえりそうです。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。