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2010.02.18
診療
開業 / 病院経営
研究
その他(医療関連)

遠方から患者さんの相談が有りました。

先日、どう考えても通えないような遠方の患者さんが相談に来ました。
250kmくらい遠方なのですが、雪の日でしたが高速で運転して来たそうです。

透析を始めてから、手指の痛みが強いとのことです。
オンラインHDFを行うことで良くならないかという相談でした。
1ヵ月ぐらいなら、近くに宿泊して透析を受けることができるとのことでした。

話を聞いたところ、週3回3時間の透析を受けているそうです。
痛みが、透析に起因するものでしたら、オンラインHDFを受けることはいいことですが、まずは3時間から4時間への時間延長を行ってみてはどうかとお話ししました。

もしくは、もう一度整形外科で原因を調べてもらうべきだとお話ししました。
透析歴がアミロイドが貯まるほど長く無かったからです。

でも、通院中の病院の整形外科では、透析を受けているのだからしょうがないと言われたそうです。
昔からよく言われるのが、『透析を受けているのだからしょうがない』。。。

現在では、しっかりした透析を行っていれば、元々も合併症が有って治療が難しいということは有っても、透析を受けているのだからしょうがないということはないとお話ししました。

透析を受けていても整形外科的な治療で改善する症状はたくさんあります。
当院より遙かに近い所にある、透析治療が有名で、なおかつ整形外科がある総合病院をお伝えしました。

整形的な治療で難しく、透析不足から生じている症状なら、十分な透析を行えば改善する可能性がありますので、時間延長や血流を上げたり、ろ過透析を希望すると言う選択肢も有ります。

困っている方は沢山いるのだと思います。
しっかり透析を行えば、全て解決すると言うことではないとは分かっています。
たとえば、家庭環境からうつになっている方や、合併症から栄養障害を起こしている方など。

ただ、基本はしっかり透析です。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と言われるように、透析者は、十分な透析を受けるということから全てが始まると考えています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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