2009.07.19
診療
研究
その他(医療関連)

学習勉強会17

貧血の改善効果の説明を前回しましたが、透析時間を延ばし、透析量を増やし、オンラインHDFを行うとリンの数値も下がります。

半年で患者さんが飲んでいる炭酸カルシウムの量を半分に減らして、さらに当院の患者さんの透析前のリン値は若干下がっています。

さらにかゆみもかなり改善されます。
大量置換前希釈オンラインHDFの効果だと思います。

今回、かゆみの評価で、白鳥の分類を用いました。
当院に転院した時点で、点数が2.78ですので、これは、日中と夜間の点数を足した値ですので、お示ししている評価としては1.39点くらいです。

これは、
1(軽微)の時にはむずむずするが、特に掻かなくとも我慢できる。から、
2(軽度)時に手がゆき、軽く掻く程度で一応収まり、あまり気にしない。
の間ぐらいです。

基本的には、転院前の施設でも透析液清浄化はしっかり行われていますので、以前あったようなかゆみは、現在では多くの施設で無くなっていると思います。

それでも、ある程度のかゆみがあるのでですが、転院して半年後の評価では、1.84点で昼夜で分けると0.92点となります。
0(なし)ほとんど、あるいは全くかゆみを感じない
から
1(軽微)の時にはむずむずするが、特に掻かなくとも我慢できる。
の間です。

オンラインHDFを始める前は、どのくらい効果があるか分からなかった部分がありますが、現在の評価としては、かゆみに対しては相当な効果が有り、内因性のかゆみはほとんどのかゆみがよくなっていると感じています。

2009.07.19
診療
開業 / 病院経営
研究
その他(医療関連)

学習勉強会16

貧血の指標であるHtと週あたりのエリスロポエチン使用量の推移です。
貧血の状態は、目標値のHt32-34%くらいにコントロールしていましたが、エリスロポエチンの週あたりの使用量は、6375単位から2727単位と半分以下に減少しています。

時間を延長し、透析量を増やし、オンラインHDFを行った効果の1つと思います。
エリスロポエチンの使用量が減ることは、透析を提供する側のメリットで、受けている側のメリットでは無いと考えられるかもしれませんが、それだけ栄養状態や全身状態が改善していると考えてもおかしくないと思います。

現在もエリスロポエチンやダルベポエチンの使用量は比較的少なく、多くの患者さんが、エリスロポエチンを週あたり2250単位もしくはダルベポエチン10μgぐらいの使用量となっています。

スライドにダルベポエチンを単位で示しましたが、μgの間違えです。

2009.07.16
診療

お盆休みのお知らせ

誠に勝手ですが、本年度のお盆休みを、下記日程とさせていただきます 。

8月13日(木)・14日(金)・15日(土)

8月17日(月)から通常診療となります。
ご理解の程よろしくお願い致します。

透析診療は通常通り行います。

2009.07.14
診療
開業 / 病院経営
仕事 / 職場
その他(医療関連)

アクセス数が1日1000アクセス突破!

最近、学習勉強会シリーズを行ってから、アクセス数がいつもより多く、たくさんの皆さんにブログを見ていただいている事を実感していました。

m3のアクセスランキングでも、本日の時点で、月間アクセスランキングが35位で、月のアクセス数が24101とたくさんの皆さんがご覧になってくださっています。

35位ですが、全国で35位であり、50位以内のほとんどのブログが匿名のブログで有ることを考えますと、かなり健闘している方かなと思っています。

今日確認したのですが、13日のアクセス数が1015アクセスで、このブログを始めてから、初めて1000アクセスを超えていました。
これまでも、900台後半のアクセス数は数回有ったのですが、初めて1000アクセス越えてびっくりしています。

これからも、いい透析を行うことを話題の中心にブログを書いていきたいと思います。

2009.07.13
診療
開業 / 病院経営
研究
仕事 / 職場
その他(医療関連)

学習勉強会15

透析時間の延長、血流量の増加、大量置換ろ過を行うことで、得られた効果を示します。

学習講演会7で説明しましたKT/Vでは、1.28から1.85に増加しています。
以前透析学会で示した指標では1.6以上が望ましいとあり、数値的にはそれ以上の結果になりました。

Kt/Vは1.8までは生命予後が改善され、それ以上だと予後が悪くなると言う事が言われていますが、最近の統計調査では、Kt/Vが2以上でも死亡リスクが下がるという結果が出ているようです。

透析をやり過ぎると悪いという考えは以前からあります。
実際効率が良くなると、蛋白の抜けも大きくなります。
だからやりすぎは良くないんだとよく言われます。

当院でも、実際に透析量を増やしたところ、痩せてきた患者さんがいらっしゃいました。
でも、そう言う場合は、透析に見合うカロリー摂取が少ないことが問題であることが多く、その方の場合、透析中のカロリー補給と、栄養指導を含めた栄養改善で、一時的には透析量を減らす事が有りましたが、現在では以前の透析量での透析を行っても、痩せることは無くなりました。

この方の場合は、うまくいったケースで、なかなか栄養改善がうまくいかず、透析量を減らしたままで、再度増やすことが出来ない患者さんもいらっしゃいます。

でも、だからといって、透析量を増やすことが悪いことだとは言えないと思います。
基本的には、透析量を増やすことはいいことであって、増やせるのなら、増やせるだけ増やした方がいいでしょう。
ただ、どうしてもそれについて行けない人はいますので、きちんと患者さんを観察して、難しい場合は個別で対応する事が大切なのです。

透析量を増やすと悪いという意見は、増やさなくてもいいという意見の言い訳の様な気がします。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

カテゴリー

月別アーカイブ

サイト内の記事を検索

よく読まれている記事

リンク