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2009.06.15
診療
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学習勉強会2

2002年の時点での平均的な血液透析の条件です。
ダイアライザーは高性能膜を使っており、血流量は約200ml/分。
透析液流量おおよそ500ml/分、除水量である限外ろ過量はDWの5%くらいです。
そして、透析時間は3時間59分と4時間を切っています。
さらに、この後時間区分の廃止で透析時間はさらに短くなっています。

この一般に行われている平均的な透析は、患者さんにとって一番いい透析なのだろうかということが今回のお話です。

それで、どういう透析をしている人が長生きしているのだろうか?
どの様な透析が望ましい透析なのかという話になります。

学会が出している望ましい透析条件・データです。

4.5〜5時間以上の透析時間
kt/Vureaで1.4~1.8の透析量を確保しなさい。
血中β2マイクログロブリンは30mg/l以下を目標に。
透析間体重増加は、基礎体重の2〜6%以内がいいです。
心胸比は50%以下
血圧の管理をしっかりしなさい。
栄養状態を良好に維持しなさい。
筋肉量を落とさないことが大切
蛋白質は十分とりなさい。
貧血もよくしなさい。
最後に、リンの管理もしっかりしなさいと。

11項目有るのですが、一つ一つ達成しようと考えると大変です。
しっかり自己管理しなくてはと言う気持ちになりますが、それ以上に大変だという感じになりますよね。
栄養をよくして、蛋白をしっかりとると、リンが上がっちゃいます。
どうすればいいのでしょうか。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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