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2009.01.28
診療
研究
その他(医療関連)

高齢女性は腎移植を受ける可能性が低い

Journal of the American Society of Nwphrologyと言う雑誌の1月号オンライン版にタイトルの発表がありました。

時々、医療情報として、我々のところにそのようなレポートがやって来ます。

末期腎臓病の女性は、同年齢の男性に比べて腎移植を受ける可能性が低いという報告です。

この結果は、米国で2000年から2005年の末期腎臓病を有する成人患者56万人以上を調査した研究の結果と記載されています。

18〜45歳の女性が移植を受ける機会は男性と同等であるが、56歳以上では、年齢が進むとその機会が少なくなるそうです。

『研究者らは、患者や医師は、高齢女性及び重病女性が重大な外科的処置に耐え得るほど強健ではないことを認識していると推測している。研究者らは、ベネフィットが得られる可能性のある女性において腎移植の機会を増加させる介入を計画するため、詳細な研究を実施することを勧めている。』と書いてあり、締めくくられていました。

僕は、これを見て、別な感想を持ちました。
一般に、高齢女性は、男性に比べ体格が小さく、活動も少ないです。

つまり、現状で行われている透析で、毒素が有る程度除去されているので、透析不足による症状や合併症が少ないのではないかと推測しました。

それに比べ、体格の大きい男性では、通常行われる透析では、透析不足となるため、その症状を改善したい欲求により腎移植を受ける希望が強くなるのではないかと思いました。

透析時間、血流、透析液流量が同じであるならば、身体が小さいほど、効率は良くなります。
つまり、体格の小さな女性ほど有利になり、満足度も高くなるはずです。

以上のことから、体格の大きな男性の場合では、もっと時間を長くして、血流を上げて透析量を増やしてやればいいのではないかと思うのです。

どうでしょうか。
最近、コメントも無いので、ご意見をください。

一部の方から、コメントを入れてもはねられてしまうと言うご意見をいただき、m3にメールしましたが、すっきりした返事がいただけず、ご迷惑をかけています。

 

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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