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2008.12.02
診療
仕事 / 職場
その他(医療関連)

男性不妊

先日、ある患者さんが当院を受診されました。
話をよく聞いてみると、今回の症状と関係ないのですが、不妊症としてとある産婦人科医院で治療中で、精子数が少ないので人工受精を勧められていると聞きました。

精液検査の異常が有ると言うことですが、泌尿器科的な診察を受けたことが有りますかと聞いたところ、今まで受けたことがないとおっしゃっていました。

そのため、精巣の大きさ、精索静脈瘤の有無、前立腺炎がないかなどの泌尿器科的診察をさせていただきました。

不妊症では、男女ともに原因が有るのが25%、女性に原因が有るのが40%、男性に原因が有るのが25%だそうです。

福島医大病院で診療を行っていた頃は、毎週の様に産婦人科から頼まれて、男性不妊症の患者さんに対し、精巣から精子を採取してました。
ちょっと懐かしい気がしました。

ただ、人工受精を行う前には、必ず泌尿器科的な病気で精子数が少なくなってないか十分に診察を行っていました。
なぜなら、泌尿器科的な治療で良くなる不妊症がかなり有るからです。

男性不妊の中で、精管が詰まっているための無精子症や、精索静脈瘤による不妊症は、手術で良くなると言われています。

特に精索静脈瘤は、男性不妊患者の約20~40%に認められ、触診ですぐに分かる病気です。
精子数が少ないと言われている患者さんも、一度泌尿器科を受診することをお勧めいたします。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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