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インフルエンザワクチンQ&A〜その3
今回は、第3回目です。
Q4 インフルエンザワクチンの副反応について教えてください。
予防接種後に見られる発熱、けいれん、発疹などの健康被害を予防接種の副反応と言います。
副反応には、重大な副反応と、その他の副反応が有ります。
一般的に薬物に伴うものは副作用ですが、ワクチンの場合副反応と言うそうです。
重大な副反応は、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)、急性散在性脳脊髄炎、ギラン・バレー症候群、けいれ、肝機能障害、喘息発作などが有ります。
平成18年の調査では、1,877万本のインフルエンザワクチンが使用されて(つまり4000万人くらいの方に使用されたと考えられます。)、これらの重篤な副作用は44件くらいであったようです。
つまり、重篤な副作用は100万人に一人くらいと言うことになるでしょうか。
アナフィラキシー様症状が出ると、命に関わってきます。
緊急の対応が必要となりますので、ワクチンの接種後は、少なくとも30分は院内に残っていただき、経過を見ることになります。
その他の副反応としては
・発疹、蕁麻疹、湿疹、紅斑、掻痒等の過敏症
・発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などの全身症状
・発赤、腫脹、疼痛などの局所反応
などが有ります。
頭痛、発熱などの全身症状も5〜10%位で起こるようですが、一時的なものです。
接種部位の腫脹や発赤、発熱や倦怠感などは、10〜20%の頻度で起こりますが、頻度は高くても2,3日で消失します。
心配でしたら、接種した医療機関にお問い合わせください。
プロフィール
こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。