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2008.07.04
診療

CKD−MBD管理

昨日は福島で、CKD−MBD管理の講演会がありました。
以前は、透析患者さんで起こる骨代謝の病態を腎性骨異栄養症(ROD)と言っていましたが、最近では、血管石灰化が慢性腎臓病患者の生命予後を規定する最も重要な因子であることが分かってきたため、慢性腎不全に伴う骨ミネラル代謝異常症(CKD-MBD)と言う名称に変わっています。

以前より活性型ビタミンD製剤という薬を用いることで、CKD−MBDの治療は行われていましたが、カルシウムの値が上がってしまうため、十分な投与ができない場合がしばしばありました。
最近シナカルセトと言う薬が発売されましたが、直接副甲状腺に作用する薬が発売されて、2次性副甲状腺機能亢進症の治療がしやすくなってきています。

ただ、基本は十分な透析を行うと言うことです。
十分な透析を行えば、リンは低下しますし、血圧も下がってきます。
患者さんは元気になって、使う薬も減ってきて、スタッフの仕事が減るので、クリニックの負担も減ってきます。

結局、最後はそのことに行き着きますが、いい透析を行っていくために、これからも頑張っていきたいです。

 

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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