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2008.04.19
開業 / 病院経営

電子カルテ

今日は、電子カルテとファイリングが届き、1日掛けてセッティンクしていました。

援腎会すずきクリニックでは、東レ社製の透析システムを導入しています。
患者さんが透析室に入り、自分のカードを持って体重計に乗ると、自動的にその日に行う除水量の設定が行われます。
そして、血圧も定期的に測定され、自動的にコンピューターの透析記録に書き込まれます。看護師も透析の記録をワンタッチで書き込むことが出来ます。
これらによって、人為的なミスを極力減らすことが出来ます。
また、データの管理も出来るため、きめ細かい指導を行える様になります。

このように、透析支援システムは非常に有用なものなのですが、このシステムと連動する電子カルテは三菱化学BCL社のmKARTEだけです。
そのため、当初から電子カルテはmKARTEと決まっていました。
でも、mKARTEと透析支援システムの連動は非常に優れています。
その理由は、三菱化学BCL社が検査の会社だからです。

透析では、血液検査を頻回に行います。
これは、透析が適切に行われているか。貧血はないかなど、たくさんの検査が必要だからです。

これは手間のかかる作業です。
今までは、検査を行うには、検査会社から届いた伝票に手書きで検査オーダーを書いて、検査ラベルに患者さんの名前を書いて検査をしなければいけませんでした。

でも、今回導入したシステムでは、電子カルテから検査の指示を出すと、プリンターから検査指示を兼ねた検査容器に貼れるラベルが自動的に出てきます。
そして、結果は自動的に電子カルテに通信されます。
このように、mKARTEと透析支援システムの連動は非常に便利なシステムとなっています。

このシステムは数年前から行われていますが、実は今回、もう一つのシステムが連動してきました。
昨年秋に、デジタルX線画像読み取り装置(Computed Radiography、以下CR)を販売しているコニカミノルタ社が三菱化学BCL社と提携して、新しい電子カルテを作りました。
このシステムは、CRと電子カルテシステムを組むことで、電子カルテ上で、レントゲンの画像管理から透析の管理まで全てのシステムが同時に行えることとなりました。

そこで凄いのが、実はこのシステムの導入が、当クリニックが世界初導入なのです。
(日本にしかないシステムですが。。。)

ちょっと凄いでしょ。。。
ちょっとだけですがね。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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