2008.03.12
旅行 / 宿

最後の休暇?

昨日まで、部長の許可をいただき、旅行に行ってきました。
開業後は、仕事に全力投球ですので、どこにも行けなくなるでしょうから、今のうちに家族サービスです。

3泊4日で、南の島、グアムに行ってきました。
昨年、初めてグアムに行ったのですが、初日から帰る前日まで台風にやられ、リベンジを心に決めていました。

前回は、プールには入れず、すべてのショッピングポイント(屋根付きの所)を制覇しなければならなかったので、今回はホテルとプールに缶詰状態で楽しみました。

いつもは、週末しかいない父親ですが、今回は二人の息子を過ごす時間がいっぱいで、下の子はもうパパにべったり状態でした。

ツアーで、オンワードというホテルに泊まりました。
このホテルには、二つの建物があり、行ってみたら、高い方にアップグレードされていました。
そこで、判明したのが、高い方の建物には、ラウンジがあり、朝食がただで食べられるという事でした。

ツアーについている朝食券で昼食を食べました。夕食もホテルのレストランで食べたのですが、おいしくて安くて、帰る日までホテルから一歩も外に出ない状態でした。

いい余暇が過ごせました。
これから開院に向けてがんばろろううう!!!!

2008.03.07
グルメ / お酒

送別会

昨日は、透析室と透析病棟の合同送別会でした。
いつもは、午前様なんて全くないのですが、昨日は3次会まで行って、気がつけば3時。あっという間のひとときでした。
カラオケでの透析スタッフのパワーは凄いものがありました。

お世話になった皆さんに挨拶できたのかな。どうも皆さんありがとう。

明日から、有給をとって、ちょっと旅行に出かけます。

2008.03.06
研究

夜間頻尿

泌尿器科外来には、頻尿、特に夜間頻尿で困っている患者さんがたくさんいらっしゃいます。

実は、大学時代の僕の研究テーマが頻尿の研究でした。
代謝ゲージと言う箱の中でラットさんに住んでいただいて、箱の下におしっこを感知する機械をおいて、24時間、10秒ごとにおしっこしたか記録します。うんちは混じらないように工夫してあります。
それを一日4匹ずつやっていきます。

この研究で大変なことは、解析することです。毎日、6×60×24×4回の記録をながめ、おしっこした部分だけを抜き取り、データとして解析することです。
非常に地道な作業で気が遠くなっていきます。でも、どちらかと言うとコツコツやっていくのが好きで、直前に徹夜で頑張るのが苦手な僕にとっては、まあまあ向いている研究でした。

そして、人間に見立てたラットモデルを用いてこの研究を行うことで、皆さんの頻尿がどのようなメカニズムでおこっているのか調べるというのが研究の最終目的です。
もちろん、大学の動物実験を行うことに対しての倫理委員会を通している実験です。
この研究は、国際禁制学会と言う、排尿障害、尿失禁や過活動性膀胱、神経因性膀胱などの病気を専門とする学会で発表させていただきました。

ほんとは、夜間頻尿についてのうんちくを話そうと思ったのですが、どんどん話が脱線してしまいました。
夜間頻尿の詳しい話は次回といたします。

2008.03.04
診療

たまに泌尿器科の事も

援腎会すずきクリニックは人工透析と泌尿器科の専門施設とうたってます。これまで14年間、泌尿器科診療についても、一生懸命やってきたつもりです。これからも、励んでいきたいと考えています。

ということで、たまには泌尿器科のお話。

泌尿器科と言えば、前立腺肥大症。高齢の男性では、しばしば見られる病気であり、泌尿器科外来では最も多い疾患となります。
おしっこが近い、いわゆる頻尿で受診する人も多いです。

前立腺肥大により尿道が圧迫され、尿が出にくくなると、膀胱が過敏になり、ちょっとの刺激でおしっこに行きたくなります。過活動性膀胱という病態です。
前立腺肥大症による頻尿を直すためには、α1ブロッカーというお薬を飲むと、尿道が広がり尿を出しやすくなります。そうすると、膀胱の刺激も軽減され、頻尿が改善する仕組みです。
もちろん、おしっこの出も良くなります。

それで、おしっこが近くて困るという患者さんに、α1ブロッカーを処方して、『これで、オシッコの出が良くなるからね』と言うと、いきなりしかられます。
『俺はオシッコが近くて困ってんだ。これ以上出たら困る!』
結構、よくしかられます。
丁寧にオシッコが近いのと、オシッコの出が良くなる事の違いを説明して、納得してもらいます。

外来では、時々いろいろなことがあって楽しいです。

2008.03.03
診療

透析者の運動療法

日曜日に、日本透析医会研修セミナー「透析医療におけるCurrent Topics 2008」を受講してきましたが、その中では、透析患者の運動療法と透析患者への漢方薬の応用と期待という講演がおもしろかったです。
今日は、透析患者の運動療法についてのお話です。

透析患者は、心機能の低下・貧血などがあり、運動耐容能は一般人の半分以下であるとされています。
そして、運動する事によって、乳酸が賛成され、体液が酸性に傾いてしまうという難点が指摘されました。なおかつ、透析日での運動量の低下も問題になっていると指摘されています。

これらを解決するために、近年下肢エルゴメーターを使った運動を透析中に行うことが推奨されてきています。
析開始30分後から1時間ぐらい、負担にならないくらいの労力で自転車運動を行うのです。
これなら、乳酸による血液の酸化は透析により改善されます。
そして、運動中は透析スタッフが目を配っていますので、一人で行うより安心です。

この効果は、
運動耐容能の改善で死亡率が低下する。
心筋細胞の機能改善
筋の廃用予防
耐糖能改善
交感神経活性の安定性
などが、あげられます。
透析中に運動を行うことで、透析中の血圧低下を予防する。尿毒症物質の除去効率を上げるなども、最近言われてきています。

要は、『透析中にエキソサイズ→ハッピー、ハッピー』とのことです。
『いっぱい透析をして、沢山ご飯を食べて、どんどん運動して、それが透析者の生きる道』ですかね。

援腎会すずきクリニックでも、エルゴメーターでの透析中の運動を行っていく予定です。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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