よくある症状Q&A
男性不妊について
不妊症というと女性の病気と考えられがちですが、一般的には、男女ともに原因が有る場合が25%、女性のみに原因が有る場合が40%、男性のみに原因が有る場合が25%、原因不明が10%くらいと言われています。
不妊症の原因では男性に原因が有る場合が半数くらい有るということになります。
また、最近環境ホルモンの影響で男性不妊が増えているということも言われています。
WHOの基準では、
精液量が2ml以下
精液1mlあたりの精子の数が2000万以下
運動率50%以下
奇形率30%以上
を異常としています。
このような場合は、人工受精を受けられる方が多いと聞いています。
しかし、治療を行うことで改善する男性不妊症もあります。
精管が詰まっているための無精子症や、精索静脈瘤による不妊症は、手術で良くなると言われています。
特に精索静脈瘤は、男性不妊患者の約20から40%に認められる病気であり、そして診察すればすぐに分かる病気なのです。
他にも、前立腺炎なども不妊症の原因となると言われています。
精子数が少ないと言われている方は、まず原因が何であるかを確かめるために、泌尿器科を受診することをお勧めいたします。