よくある症状Q&A
透析の本でお勧めの本はありますか。
透析者と家族が元気になる本 全国の「達人」に学ぶ長生きの秘訣
透析歴10年、20年を超える「透析の達人」たちに、アンケートとインタビューを行い、元気で長生きの秘訣をまとめた本です。
どのような透析を受けると長生きできるか、どのような透析を行っている施設を選ぶといいかが書いてあります。
透析医が透析患者になってわかったしっかり透析のヒケツ
透析を受けている透析専門医で、有名な仙台社会保険病院の鈴木一之先生が書かれた本です。
先生は以前からブログ等で、「その日暮らしの透析」の弊害を指摘し、「より質の高い透析」の啓蒙をされていました。
その上で、透析を受けているご自身の視点から、どの様な透析を受けると生活の質が上がるか。どの様な透析を提供すると患者さんが元気で長生きできるかについて、書かれています。
透析とともに生きる
この本は、35年間透析を受けている患者さんであり、精神科医である春木繁一先生の半生が書かれている本です。
本の前半では、腎炎を発症してから精神科の医師となり、精神科の医師として成長する姿が書かれています。
後半は、急激な腎不全の進行と透析導入、その後数年間の闘病生活が、リアルで迫力のある文章で描かれています。
この本を読むと、30年以上前から透析を受け続けてきた患者さんたちは、これほどの苦労をしていたのかと実感しました。
脱落していく人が多い中で、春木先生は、どうしたら透析を受けながら長生きできるのかを模索しています。
そして、透析患者さんが長生きするためにはどうすればいいかが、端的に書かれてあります。
我々透析に従事する医療者はもちろん、透析をこれから受ける方たちにも、是非読んでいただきたい本であると思います。