よくある症状Q&A
泌尿器科の検診や人間ドックで血尿と言われた。
検診や人間ドックでは、おしっこの検査をテストテープや顕微鏡で行いますが、血液の成分である赤血球が正常よりも多く出ている場合を顕微鏡的血尿と言います。
正常は、尿中の赤血球数が顕微鏡の強拡大(400倍)で、1視野に4個以下です。
以下に、当院で血尿で来院された患者さんに行う検査を説明いたします。(追加検査は除く)
検尿
泌尿器科を受診する全ての患者さんに行います。
尿細胞診
オシッコにがん細胞が混ざっているかを見る検査。
これはオシッコを出すだけなので、痛みは全くありません。
超音波検査
腎臓、膀胱、男性では前立腺を超音波(エコー)で調べます。
腎臓結石、腎臓がん、水腎症、膀胱がん、前立腺肥大症などがわかります。
装置を身体に当てるだけですので、痛みは有りません。
採血
採血尿にタンパクが混ざっていたりして腎臓病が疑われる場合や、高齢男性で前立腺がんを疑っている場合に行います。また、次の腎盂造影前に腎臓の機能を確認するためにも採血します。針を刺されるので、その分の痛みが有ります。
腎盂造影
検診で血尿が見つかった患者さんには、当院の検診血尿に対する診断・治療方針を十分に説明して診療いたします。
膀胱鏡
尿道に麻酔をした後に、内視鏡を使って膀胱内を見る検査です。膀胱がん、膀胱結石など膀胱の病気がはっきりわかります。その他、血尿で来院された方で、血尿がどこから出ているかを調べるためにも有用です。痛みが強い検査ですが、痛みの少ない軟性膀胱鏡を使用いたします。
どの検査を行うかは、診察の時の尿検査の結果で決めています。