ご挨拶GREETING

2020年2月8日(土)と2月9日(日)に福島県郡山市の郡山ビューホテル本館及びビッグアイ市民プラザ(6 階・7 階)で第10回透析運動療法研究会を開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます

透析運動療法研究会は、2011年2月に第1回研究会が福岡にて開催され、今回で第10回を迎えることとなりました。これまでの諸先輩方のご努力により透析患者の運動療法は認知される様になり、多くの施設で行われる様になってきました。近年の透析患者の高齢化やサルコペニア・フレイルの増加を考えますと透析患者が自立した生活を継続して送る為にも益々透析患者に対する運動療法の重要性は高まってくると思います。

ただ、運動療法が辛いと感じてしまう方にとっては運動自体が苦痛となり継続は困難です。その為、今回のテーマは『楽しく運動を続けよう』と言うテーマといたしました。つまり、運動を継続するという事がキーポイントとなってきます。ほんの僅かな負荷でも毎日運動を継続することで透析患者のADLが保持されたと言う報告もあります。今回の大会では参加者の皆様が「これなら運動を続けていけるね」と思えるTIPSを持ち帰れる研究会となれたらと考えております。

本大会では腎臓病進行を予防するための市民公開講座及び医療従事者を対象としたイブニングセミナーを企画しています。更にシンポジウム、ワークショップ及び実技プログラムなど、最新の運動療法理論から実践まで最大限に学んで頂けるプロブラムを構成いたしました。

2月の郡山は寒さの厳しい時期となります。是非とも皆様の白熱した議論と実技の実践で寒さを吹き飛ばして頂ければ幸いです。たくさんの皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

第10回透析運動療法研究会
大会長 鈴木 一裕
医療法人援腎会 理事長