Warning: Use of undefined constant HTTP_USER_AGENT - assumed 'HTTP_USER_AGENT' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/enjinkai/www/wp/wp-content/themes/enjinkai/functions.php on line 63
2023.09.19
一般

シロドシン内服中の患者さんにご迷惑をおかけしています。

現在、前立腺肥大症治療薬のシロドシン錠を内服している患者様に、製薬メーカーから近隣薬局への出荷調整の影響を受けてしまい、希望する日数の薬剤を処方する事が出来ずご迷惑をおかけしています。

.

正規品である薬剤の特許が切れてジェネリック医薬品が出た場合、患者様への影響を極力少なくする為にオーソライズドジェネリックを処方したいと考えて来ました。

オーソライズドジェネリックとは、新薬メーカーから許諾を得たジェネリックメーカーが、原薬、添加物および製法等が新薬と同一の過程で製造したジェネリック医薬品です。つまりは、正規品と全く一緒で価格が下がったものです。

シロドシンに関しても、当院でも最も外来患者様が処方箋を持って行く近隣薬局に第一三共エスファのシロドシンを採用して在庫として置いて欲しいとお願いしていました。

.

今年になってシロドシンの製造を中止する他社ジェネリック医薬品メーカーが数社出てきて、シロドシンの供給が難しくなっている事は聞いていました。

ただ、第一三共エスファに関しましては、限定出荷及び新規ご採用辞退に関するお知らせにて

.

A.出荷量通常:これまでの自社出荷量又は予定出荷量

3 限定出荷(他社品の影響) :全ての受注に対応できない状況

.

と言う事であり、新規顧客の注文や増量受注は出来ないが、既存の取引に関してはこれまで通りであると公表していましたので安心していました。

.

.

ところが、今年の7月頃になり、シロドシンを扱っている問屋さんから近隣薬局にメーカーからシロドシンを納入するのが困難になったと連絡がありました。

近隣薬局さんもいろいろな手配をして薬を集めてくれていますが、十分な量が入荷出来ていない状況です。

この為、近隣薬局で薬を貰っている患者さんに対しては、他薬剤への変更もしくはシロドシンの処方を30日に制限させて頂いています。尚、シロドシン自体が供給不足になっていますので、他の調剤薬局だと処方してもらえると言う事では無いようです。何軒かあたって断られたと言う話をとある患者様より聞いています。

.

ただ、第一三共エスファに関しては、既存の取引はこれまで通りとホームページに掲載してるにもかかわらず出荷制限を掛けてきている事に納得出来ません。

メーカー本社に電話してところ、既存取引先にはこれまで通りの出荷をしていると説明あり担当と相談する様に言われるのですが、担当者を呼び出してもこれまで通りの出荷は出来ないと言う主張の一点張りです。呆れてものが言えません。

.

この様な理由から薬自体が入手困難になっていますので、大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

何卒ご理解くださいますよう宜しくお願いいたします。

.

追伸)ブログにこの様な事を書くのはあまり好きでは無いのでこれまで書かなかったのですが、たくさんの患者様にご迷惑をおかけしている以上、事の成り行きを書かないといけないと思い記載いたしました。

最近のジェネリック医薬品の供給不安を考えますと、ジェネリックで大丈夫なのだろうかと考え直しても良いのかもしれません。

正規品のユリーフ錠は安定供給されているようですので、私が近隣薬局に第一三共エスファのオーソライズジェネリックを採用して下さいとお願いした経緯がありますので、それなりの責任があると考えております。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

カテゴリー

月別アーカイブ

サイト内の記事を検索

よく読まれている記事

リンク