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2021.08.04
一般

マスクの付け方に気をつけて

新型コロナウイルスの第5波で感染される方が急増しています。
ワクチン接種が2回終了している高齢者の感染は少数で、若年者での感染が多くなっています。
若年者でも感染した場合には後遺症を残す事もありますので、感染しない為の対策が必要です。
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現在流行しているデルタ株は感染力が強く、1人が8~9人程度に感染させてしまうほどだと言われています。
感染に関しては、以前は接触感染もあると言われていましたが、現在は飛沫感染や空気感染に近いマイクロ飛沫感染での感染が主流と言われています。
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感染予防として重要なのは、換気とマスク着用です。
換気の悪い密閉空間では、5μm未満の粒子がしばらくの間空気中を舞うことで感染が広がる可能性が有ると言われています。ですので、換気が重要であり、換気されているかの評価にはCO2モニターが有効です。
当院の外来では、診察室や透析室にCO2モニターを設置して、常に換気が十分であるかを確認しています。
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また、私自身も携帯型のCO2モニターを持っていて、滞在した場所が換気されている場所なのかをチェックしています。
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最近では、アクリル板は換気を妨げてクラスター発生の要因となる場合もあるとも言われています。
対策は対策する場所に合わせて十分考えて行う必要あります。
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マスクに関しては、不織布マスクが有効です。
ウレタンマスクは効果が低い様ですので、その事も考えて装着ください。
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マスクを装着するときも、鼻を出している方やずり落ちている方がいて、これでは効果が期待出来ません。
自分の顔にフィットさせ隙間無く装着できるかがとても重要となります。
マスク装着時に、「鼻」「ほほ」「あご」にすき間ができないようにする事が大切です。
マスクは下記の様に鼻の形を作り装着してください。
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まずはマスクを半分に折りましょう。
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そしてW字を作る用な形を作ります。
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そして、マスクを装着します。
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この後、頬や顎に隙間が空かない様に装着してください。
最後に、フーッと息を吹きかけて漏れないか確認出来れば完璧です。
漏れを確認した後の写真です。
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尚、今の季節は暑いですから、換気のいい屋外でのマスク着用は密集した場所で無ければ不要と思います。追記いたします。
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最後に、お勧めの本です。
国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長の西村秀一先生の著書です。
新型コロナウイルス感染に関する対策がとてもわかりやすく書いてあります。
自宅で家族が読む分とクリニックでスタッフが読む用に2冊購入しちゃいました。
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プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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