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2011.03.25
診療

地震医療ネット

透析患者受け入れ/薬品の融通…メーリングリストが効果

今回の医療支援では、インターネットなどを介した「ネットワーク力」が効果を発揮している。

 「透析患者を受け入れてほしい」――巨大地震から4日目の14日夜、福島県立医大病院(福島市)の渡辺毅・腎臓・高血圧内科教授は、都内の大学病院に患者の受け入れを依頼した。全国の腎臓内科医らが登録し、複数のメンバーに同じ内容の電子メールを同時送信するメーリングリストにあった、被災地の透析患者受け入れを表明する書き込みを読んでのことだった。

 県立医大病院には、福島第一原発から半径20~30キロ以内にある同県浪江町の病院から入院患者約60人が搬送されていた。この中に透析患者16人が含まれていたが、断水していたため、新規の透析患者への対応は不可能だった。

 渡辺教授の依頼から間を置かず、受け入れを表明した病院の医師らと収容可能な人数などについて連絡・調整を始めた。16日朝には患者を乗せたバスが都内にある東大病院など二つの大学病院に到着。その日のうちに透析が始まった。

 患者を受け入れた帝京大病院の内田俊也・内科教授(腎臓内科)は、「透析の間隔があくほど危険度が高まる。メーリングリストを使うことで、素早い対応ができた」と話す。

 東大医科学研究所の上昌広特任教授は15日にメーリングリスト「地震医療ネット」を開設した。登録者はあっという間に膨れあがり、一度に140人以上の医師らにメールが届く。

 「今、秋田の病院にいる。薬剤搬送可能」「岩手の病院で全身麻酔薬が足りない」といったメールが行き来した。

 上特任教授は「当面の危機をしのぐには、病院間で医薬品を融通する必要がある。電子メディアを活用し、草の根的な支援の動きを広げたい」と話している。

(2011年3月24日 読売新聞)

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随分お世話になりました。
開業医で医師1人ですので、情報が足りませんでした。
透析医会のメーリングリストと共に随分お世話になりました。
心のよりどころにさせて頂きました。

今も情報収集は続けています。

プロフィール

援腎会すずきクリニック院長 鈴木一裕

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

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