福島県郡山市にある人工透析と泌尿器科の専門施設、援腎会すずきクリニックの紹介、診療に対する考え方、お知らせなどのページです。

プロフィール

院長イラスト

こんにちは、援腎会すずきクリニック院長の鈴木一裕です。

カレンダー

2017年11月

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

月別アーカイブ

第1回日本透析機能評価研究会

2017年08月26日

21125353_1561015717295526_6908715128355576147_o.jpg

9月17日に東京中野にあるコングレスクエア中野で第1回日本透析機能評価研究会が開催されます。

この研究会は、透析医療における各種モニタリング技術の周知、及びその地域格差を無くすことで、ひいてはわが国における透析の質の底上げを目標としているそうです。

学会ホームページより演題内容を転記いたしますが、今回は指定演題のみとなるとのことです。

第1回は"設定血流量は本当?"から"超音波装置を活用するとどこまで見える"と言うコンセプションで開催されると聞いています。

私もワークショップ② 『体表超音波の臨床活用』で
WS2-3 「過剰血流及び高血流の超音波評価 〜心機能を考慮する〜」

と言う演題名で発表予定です。

勉強になる内容が満載です。

是非ともたくさんの皆様のご参加を期待いたします。

==========演題内容====================

テーマ1 血流測定/再循環の意義とそのデバイス
        座長:小野淳一(川崎医療福祉大学)、小久保謙一(北里大学)

10:05〜10:30 講演② 『血液透析における血流測定の意義』
        小野淳一(川崎医療福祉大学医療技術学部臨床工学科 /
             川崎医科大学附属病院MEセンター)

 

10:30〜12:00 ワークショップ① 『各種測定デバイスの出来ることできないこと』
        WS1-1 「JMSレーザ血流計のできる事、できない事」
             中島 健陽(株式会社ジェイ・エム・エス)
        WS1-2 「透析用監視装置TR-3300M体外循環血液モニタリング機能の有用性」
             今井正己(東レ・メディカル株式会社)
        WS1-3 「透析モニター HD03の出来ることできないこと」
             沼本紘典(ニプロ株式会社)
        WS1-4 「モニタリング機能について」
             青木辰正(日機装株式会社)
        WS1-5 「臨床現場から求めたいデバイス」
             前田兼徳(兼愛会前田医院)

12:05〜13:05 ランチョンセミナー 『オンラインHDFの臨床効果と機能評価』
         座長:前田兼徳(兼愛会前田医院)
         演者:松下和通(永生会まつした腎クリニック)
         共催:ニプロ株式会社

テーマ2 アクセス管理における超音波検査の有用性
        座長:木全直樹(駒込共立クリニック)、小川智也(埼玉医科大学総合医療センター)

 

13:10〜13:30 講演③ 『血液透析における超音波の活用意義』
        村上康一(みはま成田クリニック)

13:30〜14:10 バスキュラーアクセス(VA)超音波エコーライブデモンストレーション
        若山功治(東京女子医科大学)

14:10〜15:30 ワークショップ② 『体表超音波の臨床活用』
        WS2-1 「形態評価:術前マッピングの重要性」
             安部貴之(東京女子医科大学)
        WS2-2 「VAIVT介入のための超音波検査」
             木全直樹(駒込共立クリニック)
        WS2-3 「過剰血流及び高血流の超音波評価 〜心機能を考慮する〜」
             鈴木一裕(援腎会すずきクリニック)

 

『透析効量を増やすと死亡リスクは低下する』のは本当ですか?

2017年08月11日

日本透析学会が発表しているデータによると、透析時間、血流量、透析量全てにおいて『透析効率が高くなるにつれて死亡リスクは低下する』ことが示されています。

これは、逆に考えると、『高効率の透析が出来る患者の死亡リスクは低い』

とも解釈出来ます。

ヨーロッパからオンラインHDFで予後が良かったと言う論文がいくつか出されていますが、いずれも20リットルくらいの濾過量で後希釈オンラインHDFを行った報告です。

20リットルの濾過量後希釈オンラインHDFを行うと考えると、元気な患者さんに限定されてきます。

ですので、『死亡リスクの低い方は高効率の透析が出来る』と言う風になってしまいます。

これを解消する為には、同じ状態の患者さんに対して、透析量を抑えた透析を行う群と透析量を増やした群で比べる前向き研究を行うべきなのですが、倫理上の問題点が多く行う事は出来ません。

.

201708114f587b897bb587aa123163f2c64059911fa5f938.png

.

当院では高齢者に対しても積極的に高効率の透析を行っています。

図は当院に転院して1年以上経過した方達の転入時と比べたドライウエイトの推移です。

一般的にに高齢透析患者においては痩せることは死亡リスクが高くなる事です。

当院では、75歳以上の高齢者でも可能な方は積極的に5時間透析で血流量も300ml/min以上の透析を提供しています。

若年者に比べ、摂食障害や合併症があり、抜けすぎを考えなければならない方もおりますが、転入時75歳以上の17名中7名で5時間血流も300ml/min以上の透析を提供しています。

指標の一つでしか有りませんが、多くの方でドライウエイトが上昇していることが示されていると思います。


2009年の腎と透析 Vol.66 No.5で

矢吹病院の政金先生は

「高齢透析患者の予後が悪いのは高齢であるからだけでなく,その背後に透析不足が内在している可能性がある。

高齢透析患者の適正透析を考えるとき,患者の愁訴に注目し,活動性を落とさないことを確認しながら,できるだけ透析量をふやしていくことが重要である。」

と述べています。

我々は、高齢者だからといって初めから透析量を減らす必要は無く、医療者がリスクのある患者を十分に見極めることが大切だと考えております。

基本的な考え方として、現在多くの施設で行われている週3回4時間血流200ml/minの透析は多くの患者さんにおいて透析不足です。

透析不足は、痒み、イライラなどの訴えを増やし、透析中の血圧が不安定となります。

QOLが低下する原因となります。

透析が早く終わって帰れるかもしれませんが、透析が終わってもその日はだるさが続いて何も出来ないと言う方が多くなります。

まずは、通常の生活をしていく為に必要な透析時間・血流量を確保していくことが大切です。

『しっかり透析と援腎会の取り組み』

2017年07月26日

明日、米沢で

『しっかり透析と援腎会の取り組み』

と言う演題名でお話させて頂きます。

お呼びいただいて大変感謝しております。

お話の内容は

しっかり透析

オンラインHDF再考

リンについて考える

患者が元気になるには(当院の取り組み)

心に残る透析者の話

と言う内容です。

頑張りたいと思います。

.

内容としては、しっかり透析の話ですので、透析時間の話は外せません。

直近の当院平均透析時間も5.1時間と5時間を越えるようになりました。

20170726be7b00327464337803544cb7762883440bdd22c9.png

.

このグラフは当院開院からこれまでの透析時間の分布になります。

開院当初は4時間透析の方が最も多く、5時間の方はいませんでした。

透析時間延長のメリットを繰り返しお話して、4.5時間と5時間の方が徐々に増えていきました。

震災の時には一律3時間透析を行いました。

通常5時間透析を行っている方がわずか1週間でもう耐えられないので時間を延ばしてほしいと言ったことは忘れられません。

5時間透析の方が急に増えたのは、個室透析センターを増築した頃かもしれません。

個室透析センターで透析が受けられる条件は、自立して透析中血圧安定している5時間透析の方としました。

個室透析室を作ったのは、出来るだけ多くの患者さんに5時間透析を受けてもらいたいという気持ちからでした。

,

201707269848abbc66e329069c72473f414125873dc111de.png

.

これも明日使用するスライドの一部です。

繰り返し透析時間延長のメリットを患者さんにお話していきました。

ラウンジに行き、患者さん達とお話しようとすると、

口の悪い方から、『院長来たぞ。5時間にされるぞ』

などのヤジを受けることもありました。

.

今は、そんなヤジを言う方もいなくなりました。

患者さん達が、そして当院に勤務するスタッフも、

長時間透析の良さを

理解

納得

実行

するようになったからだと思います。

明日は、『しっかり透析』に込める想いがお話出来たら良いなあと思います。

高齢者の透析量について

2017年07月24日

今週、米沢で講演をさせて頂くことになりました。

米沢は医師となって2年目の研修をさせて頂いた懐かしい場所です。

今回、『しっかり透析と援腎会の取り組み』と言う演題名でお話させて頂きます。

その中で、高齢透析患者の透析量についての内容が含まれています。

201707247fa26dbecd017b18ac7863aca8a7d23b6de423fe.png

.

こちらは、DOPPS調査での年齢別透析時間と血流量です。

75歳以上の方の平均透析時間は225分ですから、3時間45分と4時間を切っています。

更に、血流量も184ml/分と低めに設定されています。

.

高齢透析者の問題点としては

•合併症が多い

•消化管機能の低下

•摂取量減少

•習慣を変えられない

•理解不足

などがあり、栄養障害が生じやすいことが知られています。

.

DOPPS調査の結果から見ると、高齢者では意識的に透析量を減らしているのではないか?と感じてしまいます。

平成21年の腎と透析という雑誌に、山形矢吹病院の政金生人先生が、

.

高齢透析患者の予後が悪いのは高齢であるからだけでなく、その背後に透析不足が内在している可能性がある。
高齢透析患者の適正透析を考えるとき、患者の愁訴に注目し、活動性を落とさないことを確認しながら、できるだけ透析量をふやしていくことが重要である。」

と報告しています。

.

高齢者だからといって初めから透析量を減らす必要は無く医療者がリスクのある患者を十分に見極め対応することが大切だと我々は考えています。

.

20170724c8a7044c74bc3adb73c8f4a46e2488c755ac41e7.png

.

このグラフは、昨年3月の当院の75歳以上の透析時間と血流量を示しています。

29名中 5時間以上&血流量が300ml/min以上の方が14名

On-lineHDFの方が19名となっています。

平均血流量:285.2±41.2mL/min

平均透析時間:4.8 ±0.3時間

透析時間は5時間を割っていますが、透析量は比較的多いのではないかと思います。

.

201707240b277097c81a5452e98f6ea4a1cb04f40bd76556.png

.

こちらは、当院に転院して1年以上経過した方のドライウエイトの変化です。

転院時75歳以上の方が17名いらっしゃいますが、多くの方でドライウエイトが上昇しているかと思います。

もちろん、様々な原因で痩せてしまっている方もいますが、高齢透析者の方でも十分な透析を行うメリットは有ると言う事を示しているのではないかと考えております。

仙台で講演させて頂きました。

2017年07月14日

13日の木曜日に、仙台市で行われた講演会で一般演題を発表させて頂きました。

演題名は

『当院のリン管理の現状と スクロオキシ水酸化鉄への期待』

と言う題目で30分ほどお時間を頂き講演させて頂きました。

.

19510619_1268515813275429_1840894526899868973_n.jpg

.

特別講演は、埼玉医科大学総合診療内科教授の中元秀友先生から

『高リン血症治療の課題と対峙する ‐新規高リン血症治療薬への期待‐』

と言う演題名で、生命の誕生から最近話題のfgf23まで幅広いお話で大変勉強になりました。

.

私は、当院で取り組んでいるしっかり透析とリン管理

そして、最近いろいろな場所で発表しているリンの出納について

そして、今年2月に透析学会雑誌に掲載させて頂いた、当院におけるスクロオキシ水酸化鉄の使用経験の詳細を発表させて頂きました。

.

2017071474d438875fc8c755858842ae5f26eef09e8205e4.png

.

講演後、5時間透析を患者さんに理解納得してもらうための秘訣は何かという質問を受けて、当院での取り組みを少しだけお話させて頂きました。

3週間後、今度は米沢でお話させて頂ける機会をいただいています。

その時は、当院の取り組みについて解りやすくお話出来たらと考えております。

土屋病院新築移転記念講演会

2017年07月11日

IMG.jpg

.

埼玉医科大学総合医療センター准教授熊谷洋一先生の講演会が15日に土屋病院で行われます。

熊谷先生は、太田西ノ内病院外科に長く勤務しており、私も太田病院時代はお世話になっていたDrです。

食道癌の権威です。

『検診に行こう!!食道がん胃がんの検査と内視鏡治療』

と言う演題名でご講演される予定です。

詳細は土屋病院にご相談ください。

痛みの少ないエコー下PTA

2017年07月07日

血液透析を行っている方の多くが内シャントという手術を受けています。

橈骨動脈と橈骨皮静脈を繋げて静脈を発達させる手術です。

針を刺す血管の事を我々はシャントと呼んでいます。

シャントは時々狭窄を起こします。

狭窄が酷くなると詰まってしまう場合もあります。

そこで、先端に風船のついたカテーテルをシャント内の狭くなった部分で膨らませて広げるPTA(経皮的血管形成術)と言う手術を行います。

ただ、広げるときの痛みはとても強いようです。

開院以来当院では自前でPTAを行っていましたが、3年前にレントゲン室で造影して行う方法から、手術室でエコー下に行う方法に変更しています。

エコーガイド下の特徴は2つあります。

一つは、レントゲンを使わないので被爆の心配が全くないことと、造影剤を使用しませんので造影剤アレルギーの方でも行う事が出来て、造影剤を抜く必要が無いので透析と関係無くできます。

もう一つは、エコーで見ながら局所麻酔を投与できますので、バルーン拡張の際の痛みは最小限で行えます。

レントゲン室で行う場合は、盲目的に局所麻酔を行いますので、的確な場所に注入できません。

それが、エコー下ですと、血管の直ぐ近くに麻酔液を入れる事が出来ますので、痛みをほとんど感じ無い方が多いようです。

.

11225344_870485926334601_4700373875611205269_n.jpg

血管の下に黒くなっている部分が麻酔液です。

.

11659304_870486016334592_1279559791068257261_n.jpg

麻酔液を注入した部分が広がっています。

.

11698627_870486079667919_849956433364087444_n.jpg

麻酔液が広がった部分に局所麻酔の針先が見えます。

.

以前はバルーンを広げるときにとても痛がった方がいましたが、現在は痛みを訴える方が少なく、患者さんには非常に好評で、全例で行っております。

第5回日本腎栄養代謝研究会に参加してきました。

2017年07月04日

先週末の7月1日土曜日と7月2日の日曜日に、

横浜市桜木町で開催された第5回日本腎栄養代謝研究会学術集会・総会に参加してきました。

2017-07-01 09.25.14.jpg

当院からは、

サルコペニアの実態調査と今後の課題

-生体インピーダンス解析(BIA)を用いて- 

と言う演題名で管理栄養士の藤原が

 

 

当院透析患者の食習慣とリンコントロ-ルについて

と言う演題名で管理栄養士の荒川が

発表してくれました。

内容につきましては当院ホームページ内の学会発表をご参照ください。

藤原の演題は、1日目のトップバッターで反響が多く、たくさんの質問を頂きました。

質問の中にはとても厳しい質問もあり、栄養学の奥深さを実感いたしました。

.

2017-07-01 09.58.45.jpg

.

荒川の演題は午後からでしたが、こちらも質問多数でした。

.

2017-07-01 19.42.09.jpg

.

全国から、慢性腎臓病治療に従事している管理栄養士が多数集まった学会です。

懇親会では、全国各地の医師、管理栄養士とお話が出来てとても有意義でした。

来年は大阪で開催されます。

参加出来ると良いなあと思いながら、知り得た知識を当院の透析治療に役立てて行きたいと思います。

あまら整形外科さんを訪問

2017年06月30日

2017-06-30 12.19.19.jpg

今週末学会のためお出かけなので、あまら整形外科さんの内覧会に行くことが出来ず、どうしようかと思っていたのですが、本日訪問させて頂きました。

場所は皆さんご存知のように当院すぐ隣です。

 

2017063037acf25895b855da07efc3ff1d33feafb0f010e3.png

 

この時点では砂地のマークのついた場所です。

 

2017-06-30 12.11.00 HDR.jpg

 

待合は落ち着いた雰囲気でした。

スリッパ等に履き替えることが無いのがいいですね。

 

2017-06-30 12.11.13.jpg

 

広いリハビリ室ではPepper君が出迎えてくれました。

 

2017-06-30 12.12.47.jpg

 

最新のウォーターベットでリラックス

 

2017-06-30 12.14.17 HDR.jpg

 

院長先生自らが、最新の運動療法マシンの使い方を教えてくれました。

明日、明後日の土日が内覧会となっています。

是非とも行ってみるといいのではと思います

当院隣に土日診療の整形外科クリニックが開院します

2017年06月28日

20170628b47445f1e8613e8234b12e2c1baf643d2d1e9570.jpg

すずきクリニックは、医療機関がいくつか集まった通りに面しています。

隣は伊藤眼科さんの駐車場

その隣に あまら整形外科 さんが開院いたします。

あまら整形外科院長の佐藤直人先生は、実は大学の同級生

隣で開院すると聞いた時はビックリしました。

福島県立医科大学整形外科出身で、県内のたくさんの病院で研修してきた方です。

土曜日日曜日も午前午後と診療してくれるそうです。

当院に通う患者さんも高齢の方が多く、整形外科にお世話になる機会はたくさんあり、開院を待ち望んでおります。

開院は7月7日金曜日

内覧会は7月1日2日の土日とのことです。

カテゴリー

新着エントリー

ブログの購読

RSSを登録する

ページトップへ